なぜ、結婚することは人類にとって重要なのか?

筆者は結婚してから、孤立感を感じることがなくなりました。それは妻も同じです。個人で仕事をするよりも、チームで仕事をする方が生産的ですよね。いろんな苦労を経験しましたが、その結果、夫婦二人とも成長できたと思います。さらに、二人の関係があったからこそ、素晴らしい子どもたちに恵まれました。どれも素敵な経験ですが、筆者はもっと素敵なモノを見つけました。結婚とは、神様がどれほど偉大な存在であるかをもっと明らかにするために設けられたものだと個人的には思います。これは、結婚に対するたくさんの神様の意図によって示されています。以下では、結婚が人間にとって重要である理由をいくつか挙げてみます。

始まり – 結婚は始まりです。一つの家族の始まりであり、生涯を捧げるものです。また、妻/夫と子どもたちに仕えながら、無私の心を養うことができます。結婚とは、肉体的な結びつきだけでなく、精神的・感情的な結びつきでもあります。この結びつきは、神様とその教会の間に生じるものと似ています。

ワンネス – ワンネスとは、英語の”oneness”、同一性という意味です。一人の男と一人の女が結婚すると、”二人は一人になる”。結婚は断ち切れない男女の関係です。人生の課題に共に取り組む人生の伴侶、パートナーと一つになることができるのです。

純粋さ – 結婚は、純粋であることを意図しています。私たち人間は、あらゆる瞬間において、あらゆる方面からの欲望に直面しています。そこで、結婚の出番です。結婚すると、誘惑に打ち勝つために必要なサポートが得られます。肉体的、感情的、そして精神的にパートナーに与え、パートナーから受け取り、満足のいく深い愛に従事することになるのです。

子育て – 夫婦が子どもを産んだり、養子縁組で子どもを迎えたりすることは、人生最大の贈り物の一つです。現在、約40%の子どもたちが父親のいない母子家庭で育てられているそうです。そしてこの現実は、広範囲にわたって影響を及ぼしています。青年の精神的・行動的な病気の増加、犯罪行為や薬物乱用は、父親の不在が主な原因となっています。一方、しっかりとした結婚生活を送る夫婦に育てられた子どもは、強い家族の絆がもたらす長期的なメリットをたっぷりと享受し、実際に体験することができるのです。

愛 – 人間の創造主が私たちに注ぐ揺るぎない愛は、結婚という制度を通して反映されることを意図しています。この愛は、決して私たち人間を見放したり見捨てたりすることはありません。

結婚式を挙げる意義とは?

結婚式には主に3つの役割があり、それぞれに価値がついています。しかし、そのうちの一つの役割はとても重要で、いずれの新婚カップルも見落としてはならないものです。結婚式を挙げる理由の一つは、結婚というめでたい出来事を祝うことです。ある文化では、新郎新婦の両親(あるいは新郎新婦)が資金を出し合い、親しい友達や親戚とともに、1週間以上にわたって豪華な祝宴を繰り広げます。ここ日本では、結婚式は通常一晩で終わりますが、それでも信じられないほど莫大な費用がかかることがあります。

結婚式を挙げるもう一つの理由は、一般的には認識されていませんが、常に存在してきたもので、それは花嫁の昇進です。他の家族に嫁ぐことは、一人の女性にとって大切な日です。だからこそ、挙式当日は、花嫁が一番スポットライトを浴びます。大金をかければかけるほど、ゲストにとって、そしておそらくは花婿にとって、より貴重な存在であるように見えるのです。

また、結婚式は、口約束の儀式としての役割も果たします。新郎新婦は、神様と証人の前で誓いの言葉を交わすのです。結婚は二つの魂が結合して一つの存在になることですので、他人の前で誓うほどの重さがあります。